不動産売却事例｜芝山町の土地 | 不動産売却支援センター｜おひさま不動産

売主様は、将来ご自宅を建てるつもりで、３０年ほど前に成田空港に近い住宅地を購入しました。しかし、仕事の都合上、東京を離れることがなかなかできず、気づいたらかなりの高齢になってしまいました。二人の息子さんはいずれも「いらない」というので、売主様はこの土地を手放すことにしました。

とはいっても、これまで本当に大事にしてきた土地です。草刈り業者を雇い、ずっと草刈りをしてもらっていたし、フェンスを建てたりして、キレイに管理していました。

私が驚いたのは、売主様がこの土地について何でも知っていたことです。自宅から遠く離れた土地なのに、杭の位置から隣近所の人の情報まで、全てご存知でした。

売主様からの要望は、時間がかかっても高く売りたい、ということでした。そこで、ご希望価格で売却活動を開始したのですが、全く反響はありませんでした。

そのまま３年が過ぎた頃、現地の看板を見た近所の方から電話がありました。高齢になったご両親を呼び寄せ、スープの冷めない距離で見守りたいので、この土地を買いたい、とのことです。

こうして、売主様は希望の価格で大事にしていた土地を売却することができたのです。

これは私の個人的な考えですが、これまで多くの売主様をみてきてお思うのは、土地でも建物でも、丁寧に手入れして大事に使っていた方が、高く売れます。そういう思いって、伝わるものなのですね。